コロナ禍における「物流情勢」と「企業倒産」考察

今期、上半期はコロナウィルスによる影響で、全業種における影響は計り知れない状態でした。
自粛期間の解除後は、様子見の中で10月期に入り、各業態での「集客数」も段階的に戻りつつある状況です。

輸送面に関しても取扱い個数は、前年比からするとプラス傾向ではないものの、緩やかな傾斜で戻っている様子です。
但し、商業貨物にいては、個人向けに比べて明らかに伸び率は低い状態であることは、今後の動向は継続的にトレースすべき点でもあります。

下記表のように9月度の速報値の企業倒産傾向においても、業態別でみると飲食・サービス業での倒産率は上昇傾向です。
※業種別件数 サービス業(23件)、卸売業(19件)、宿泊業,飲食サービス業(17件)

輸送面における影響を考察した場合、加食・中食などの取り扱い貨物の動向で「食品」に関する点は年末年始の繁忙期を含めて、荷量動向はチェックすべきと推測できます。

【業態別】
9月速報値

2020年9月企業倒産傾向の表