Special Talks

社長対談 Vol.2

第二回目は、弊社の人材採用を担当しているTouKaToKu株式会社の細野社長。物流業界の状況と採用について語ります。
※弊社は日々新しいチャレンジをしています。その取り組みを弊社代表の岩田と協力企業様と対談により紹介していきます。

人材面から見た物流業界と採用と重要性

岩田: 物流会社が人を集めるのは本当に大変です。けど人材採用は物流会社が最も優先すべきKSF(キーサクセスファクター)だと思っています。

細野: ドライバーの採用は競争が激しいですよね。なぜ当時、人材採用を強化しようと思ったのですか。

岩田: 日本国内の物流会社は約62,000社存在します。その中でも、所有しているトラックが20台以下の会社は物流会社の全体の76%
このような小規模な会社は、社員全員がドライバー、社長自身がドライバーということも少なくありません。
こういう環境のなかでは、採用専門の人材を作ることはとても難しく、社長がドライバーも兼ねながら採用活動をしているのが現状です。

細野: 採用活動のための社内の人材リソース確保が難しいのですね。

岩田: そうそう。
また、このような小規模な会社では経営者を含め高年齢化が進んでいるし、新しい考えを持った人材の流入が少ない。その為、社内のIT化など会社の業務変革ができていないことが多いのです。

現在、物流業界では勝ち組・負け組がはっきりしてきている。
M&Aの話も多くいただきますが、声をかけて頂ける会社は車両も人材も高齢化した立て直しが厳しい会社の話が多いと感じています。
弊社としても若手を含めた新しい考えを持った人材の確保とその為の採用手法の多様化が急務だと考えました。

道路貨物運送業 年齢階級別就業者構成比、道路貨物運送業 就業者数の推移
引用:公益社団法人全日本トラック協会 『日本のトラック輸送産業-現状と課題-2021』 https://jta.or.jp/coho/yuso.html

細野: 物流業界はまさに変化すべき時であり、そのイノベーションを社内で起こすためには人材が必要。
採用の仕組みを強化することは、会社が生き残ることができるかどうかの大きな要因なのですね。

人材採用で実施したこと(アウトソーシングの活用)

岩田: 採用について、初めは自分でがむしゃらに色々とやってみました。でもひとりでやるのは正直限界があるなと。
社内で人事担当の社員を育てることも考えましたが、弊社の現状ではコストや時間的観点で合わない。
採用コンサルの会社もいくつか検討しましたが、机上の論理や募集媒体の運用代行だけで内部管理体制の整備がまだできていない弊社では使いにくいと感じました。

細野: 今は人事が工数をかけて運用しなければ採用できない時代です。それができる採用担当者を確保するのも難しくなっています。
御社からご依頼いただいた当初はよくある採用戦略も行いつつ、まずはあたりまえのことをしっかりと実施するプランを提案しました。
例えば、応募者とのコミュニケーションの仕方、ハローワークの定期的な更新、HPでの会社の見せ方などなど。
個別にはあたりまえことです。でもこれらすべてを少しレベル上げて行うことで結果が大きく変わる。
物流会社の採用は基本の徹底から始めることに現状打破の突破口があるのかもしれません。

岩田: それら当たり前のことでもすべて実施する事、また更に管理するのは本当に難しいことです。
細野さんの会社には採用に限定せず、広い業務BPOで弊社の現状にあったアドバイスや実務代行をして頂けているのでとても助かっています。

結果はどうだったか

岩田: 現在は社員数70名を突破することができました。

従業員・保有車両数の推移

細野: あらためて見るとすごい伸びですね。やっぱり社員数30名くらいに壁があるのですかね。
よく言われる個人経営から組織経営に変わる時期です。

岩田: いや~大変な時期でした。
その時にも、自分で抱え込まずに外部の方を頼ることの大切さを痛感しました。
社員を頼るのはもちろんですが、自社の強み弱みを理解して必要なところには外部のプロフェッショナルな方々に依頼をする。
このように過去の事例にとらわれないフレキシブルな経営が硬直化しがちな物流業界には必要だと思うのです。

さらに今後やってみたいこと

岩田: 内部体制の強化をしていきたいです。
DX化も始めていますし、各種認証取得や労働時間の上限規制が強化される「物流の2024年問題」に向けて業務の効率化やお得意先様との交渉も急務です。
また時の法整備に伴った迅速な就業規則の見直しなど安全で働きやすい環境作りをどんどん進めていきます。
高齢化・人口減少社会を迎えるにあたり、技術や専門性も必要ですが、多くの若手人材に活躍してもらう事が会社の発展に繋がっていくと考えています。

細野: 八大の採用も次のフェーズになってきました。
社員募集も自社で集められるようにSNSなども使った会社ブランディングやリファラルの強化、社内体制の見直し等、DXに絡めてどんどん提案させていただきます。

岩田: 同業の物流会社の社長から「採用活動はどうしたらいいの?」とよく相談されます。
そういった会社にノウハウを伝えていくこともやりたいです。
先ほどお話したようにギリギリの人手でやっている物流業界こそ、外部支援を活用すべきです。
弊社も支援者の立場として人材採用、DX、事業革新などの面で協力していきたい。
そして、物流業界全体を盛り上げていけたら嬉しいですね。

TouKaToKu細野社長と

PROFILE

TouKaToKu株式会社 代表取締役 細野氏

TouKaToKu株式会社
代表取締役 細野 聡

2017年11月設立。採用支援、事業構築支援を行う会社を運営。スタートアップ支援や地域活性化事業も展開。