宅配情勢に対する「Transformation」について

ロジスティクスマネジメント/マネジメントの視点 VOL.7

昨年から「コロナ禍」により、宅配における情勢も様々な変化があります。
特に「再配達率」の減少は様々な要因が重なって好転している様子です。
この状態をいかに維持と継続ができるが、今後の物流・運送業界のターニングポイントと推測できます。

現状の宅配は

まず、宅配におけて最大の課題であった「再配達」の視点では
下記の表の通り、過去の宅配業務において懸念である再配達が減少傾向となっております。
 その背景と理由は明確で、ヤマトショックから始まった荷受け側の意識変化とコロナ禍による在宅率の向上などによる受取率アップ、置き配率を上昇と一部では再配達の課金化などの好条件が整っている情勢となっております。

再配達率傾向考察

調査結果

  令和2年10月 (参考)令和元年10月(前年同月調査)
  総数 再配達数 再配達率 総数 再配達数 再配達率
都市部 990,957 115,631 11.7% 839,143 139,158 16.6%
都市部近郊 1,559,643 175,134 11.2% 1,325,342 189,901 14.3%
地方 150,202 16,487 11.0% 130,910 15,080 11.5%
総計 2,700,802 307,252 11.4% 2,295,395 344,139 15.0%

※大手宅配事業者3社の合計数値
※調査期間はいずれも10月1日~10月31日

※国土交通省「宅配」引用